温泉に塩素を入れるのは消毒のためなのでしょうか?
温泉に塩素を使って肌荒れしないのか、臭いはどこも同じ匂いがするのでしょうか。
日本人が昔からなじみのあるものの一つが温泉です。
どんな疲れもひとたび温泉につかればたちまち吹き飛ぶというものですよね。
温泉といえば、昔からその効能の高さから湯治としても利用されてきました。
そんな温泉ですが、実は塩素が入っているものがあるという事を知っていましたか?
今回は、温泉になぜ塩素を入れるのか、そしてお肌の影響などについてご紹介します。
- 温泉の塩素は消毒のため?
- 温泉の塩素は肌荒れ大丈夫なの?
- 温泉の塩素の臭いが気になる!どこの温泉も同じ匂いなの?
- まとめ
温泉の塩素は消毒のため?
温泉に塩素を入れるのは消毒のためなのでしょうか?
温泉に塩素が入っていると聞くと、なんだか裏切られた気持がしてしまうという人もいると思います。
しかし、温泉に塩素を入れるのには正当な理由があるんです。
特に、循環ろ過をしている温泉では塩素消毒をしていることが多いですが、地域によってはかけ流しの温泉でも塩素消毒をしているところもあります。
実際に温泉の塩素消毒は国で義務付けているわけではなく、自治体ごとに任されているのが現状です。
ちなみに塩素系薬剤を使用している温泉施設では、条例によってきちんと掲示されています。
温泉の塩素は肌荒れ大丈夫なの?
温泉に塩素を使って肌荒れは大丈夫なのでしょうか?
温泉というと、場所によってその泉質は様々ですよね。
そんな温泉に対して塩素を使用しても肌荒れなどに影響はないのでしょうか?
温泉の塩素に肌が弱い人は注意が必要!
温泉に塩素を入れることでレジオネラ菌感染が押えられることが良いという事はよく聞きます。
しかし、温泉に塩素を入れることに対する人体への影響はほとんど表示されていないのが現状です。
先ほども言った通り、温泉にはいろいろな泉質があります。
その一つが肌荒れです。
塩素が肌に触れることで、肌のタンパク質が酸化して保湿効果を低下させてしまいます。
温泉の塩素による肌トラブルの症状とは?
温泉の塩素が肌に触れることが原因で肌のバリア機能が低下し、
- 肌がヒリヒリする
- 皮膚がかゆくなる
- 発疹が出る
そのため特に、肌が弱いという人、表皮が薄い子供などは注意が必要です。
温泉の塩素の臭いはどこも同じ匂いなの?
温泉の塩素の臭いはどこの温泉も同じなのでしょうか?
温泉には消毒のために塩素が使われているところがあるということが分かったと思います。
では、塩素を使っている温泉ならどこも臭いがするのでしょうか?
温泉によって消毒のために塩素を使っている所はありますが、その塩素の濃度は温泉によって違います。
- 塩素の臭いがほとんどしない温泉であれば使用量は少量
- 逆に塩素の臭い多ければそれだけ使用量が多い
どんなに効能が高い温泉と謳われているところであっても、塩素濃度が濃ければ効能以上に塩素の影響が気になるところですよね。
そんな時には、特に子供や肌が弱い人は、早々に湯船から出た方がいいかもしれません。
まとめ
温泉に入ることでレジオネラ菌に感染するということが問題となり、温泉の衛生管理が厳しくなりました。
その対策方法として使用されているのが学校などのプールと同じように塩素系薬剤を投入することなのです。
ただ、レジオネラ菌殺菌のために行われている塩素投入が逆に人に悪影響を及ぼしていることもあります。
どんなに衛生的にいいとは言っても、人体に悪影響を及ぼしてしまっては意味がありませんよね。
それに、塩素の匂いが強い温泉なんて、たとえかけ流しであってもあまり気持ちの良いものではないと思います。
衛生のために塩素を入れることは仕方のないことかもしれませんが、せめて人体に影響のない程度に使用してほしいものですね。
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