テフロン加工とはどんなものなのでしょうか。
またテフロン加工が剥がれ(はがれ)る理由は何が原因なのか。
テフロン加工を復活させる方法には、どんな方法があるのかについて確認していきましょう!
普段家庭で使用されているフライパンの多くは、表面にテフロン加工がされていて、
- 焦げ付きにくい
- 汚れが落ちやすい
しかし、そもそもテフロン加工というのはどのようなものなのかイマイチ良く分からないという人も多いかと思います。
今回は、一番身近でありながら実はよく分からないテフロン加工の意味、そして復活方法や剥がれてしまう理由についてご紹介します。
- テフロン加工とは?表面にどんな処理がされているの?
- テフロン加工を復活させる方法はある?
- テフロン加工が剥がれる(はがれる)理由とは?
- まとめ
テフロン加工とは?フッ素加工との違いは?
フライパンを購入するときに、よく
- テフロン加工
- フッ素加工
このテフロン加工とフッ素加工、どのような違いがあるのかよくわからないという人も多いかと思います。
実はこの2つ、あまり違いはありません。
テフロン加工とは?
テフロン加工の方は、アメリカの「デュポン社」のフッ素樹脂を使用したもののみをさすものなのです。
そうでないものをフッ素加工といい、どちらもフッ素加工に変わりはありません。
そして、フライパンのテフロン加工というのは、デュポン社のフッ素樹脂を使用してフライパン自体の表面にコーティングされることを言います。
ちなみにテフロン加工といってもいろいろな種類があり、最近では
- マーブルコート加工
- ダイヤモンドコート加工
テフロン加工を復活させる方法はある?
テフロン加工のフライパンを使用したことがある人はわかると思いますが、テフロン加工のフライパンはしばらく使い続けると効果が薄れてしまいます。
効果が薄れてしまうと「テフロン加工がはがれてしまったからもう使えない」とあきらめていませんか?
確かに一度テフロン加工自体が剥がれてしまえば、以前のような焦げ付かないフライパンには戻せません!
しかし、実はテフロンフライパンが焦げ付くようになってしまう理由には、
加工自体が剥がれる以外に、ほかにも理由があるのです。
油汚れがフライパンに沈着しているのが原因の復活方法!
テフロン加工のフライパンが焦げ付くようになってしまう理由が、油汚れがフライパンに沈着しているという事です。
この場合、テフロン加工自体がはがれているわけではないので、きちんとお手入れをすれば元のように焦げ付かないフライパンに復活させることができます。
フライパンの油汚れをしっかり落とす方法とは?
ではどのようにすればいいのかというと、もちろん油汚れをしっかりと落とせばいいのです。
①
まず暑いお湯をフライパンに入れ、軽く煮立てます。
②
そうして、汚れを浮かせたら後は中性洗剤を使用して柔らかいスポンジでしっかりと洗って油を落とせばオッケーです。
フライパンを使ってみて使い心地が復活していれば成功です。
テフロン加工が剥がれる(はがれる)理由とは?
せっかくテフロン加工のフライパンを購入しても、しばらく使い続けるとテフロン加工がはがれてしまい使えなくなってしまうのは、なんだかもったいないですよね。
特にフライパン自体がだめになったわけではないので、なんだか捨てるのも忍びなく、そのまま使い続けてしまうという人も多いかと思います。
そもそも、なぜテフロン加工は剥がれてしまうのでしょうか?
テフロン加工は剥がれる理由は、フッ素樹脂の特徴にあります。
テフロン加工のフッ素樹脂の特徴とは?
確かにフッ素樹脂はフライパンにコーティングすることでフライパンを焦げにくくしてくれます。
フッ素樹脂は柔らかい!
フッ素樹脂というのもは元々とても柔らかいので、コーティングしても簡単に破れてしまう特徴があります。
最近では、ダイヤモンド加工など固いものを混ぜてより強度を増すものもありますが、それでも使い続ければ剥がれてしまいます。
フッ素樹脂は薄くコーティングしないと料理に熱が伝わりにくい!
フッ素樹脂は熱を伝えにくいので、フライパンにコーティングするときには薄くコーティングしないと加熱した時になかなか料理が熱くなってくれません。
その為、薄くコーティングされているのですが、そうするとちょっとした衝撃でもすぐに目に見えない穴が開いてしまいます。
この穴から油などが入り込み、その中からコーティングを剥がしてしまうのです。
つまり、元々フッ素樹脂というのはフライパンの表面をコーティングするのには向かない素材なのです。
まとめ
テフロン加工は、フライパンの表面にコーティングされることで調理を簡単にしてくれるものですよね。
しかし、テフロン加工はとてもはがれやすいもので、一度剥がれてしまうと元には戻りません。
その為、少しでも長持ちをさせるためには、きちんと使用方法を知る必要があります。
フライパンのテフロン加工というものは、もともとフライパンには向かないものなので、はがれてしまうのは仕方がないものなのです。